政治

文字サイズ変更
ブックマーク
Yahoo!ブックマークに登録
はてなブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷

かんぽの宿:入札中に備品購入 テレビなど3億円超

 「かんぽの宿」の一括譲渡問題で、日本郵政が入札の最中、20~46型の液晶テレビ3447台と、超低温冷凍庫35台を約3億4800万円で購入していたことが18日、分かった。日本郵政は「2次入札に残った3社には購入の予定を伝えていた。かんぽの宿の事業価値として譲渡価格に反映されたと考えている」と説明するが、売却する施設のために高額な備品を購入する必要があったのかどうか、問題になりそうだ。同日の衆院予算委員会で、公明党の大口善徳氏が明らかにした。

 日本郵政によると、液晶テレビ購入は地上デジタル放送に対応するため。08年10月31日に入札し、08年12月2日から09年1月29日にかけ、全国63施設に配備した。冷凍庫は08年12月19日に入札した。

 大口氏は「(一括譲渡契約を結んだ)オリックス不動産に、こういう形で新品を提供するのは理解できない」と批判。鳩山邦夫総務相は「(入札経過の)すべてが不透明。はっきり説明してもらえるように努力したい」と述べた。【前川雅俊】

毎日新聞 2009年2月18日 22時09分(最終更新 2月18日 22時15分)

政治 アーカイブ一覧

 

特集企画

おすすめ情報