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都議会:知事、五輪に強い決意 新銀行旧経営陣提訴へ「解明見守る」--開会 /東京

 都議会第1回定例会が18日開会した。石原慎太郎知事は施政方針で、招致を目指す16年夏季五輪について「開催は、21世紀の坂の上の雲となり、試練を克服するよすがとなる。皆様のお力添えを心よりお願いいたします」と改めて強い決意を明らかにした。

 東京オリンピック・パラリンピック招致委員会が12日に立候補ファイルを国際オリンピック委員会に提出したばかりで、石原知事は「残り225日、こん身の力を振り絞ってゴールを目指し、開催を日本に持ち帰りたい」と訴えた。

 経営再建中の新銀行東京は、外部調査の報告に基づいて旧経営陣に損害賠償を求めて提訴する方針を表明。これについて石原知事は「経営上のさまざまな問題と誤った判断による損失の拡大が、具体的かつ詳細に明らかにされている。今後の司法の場における解明を見守っていく」との見解を示した。

 築地市場(中央区)の移転を予定する豊洲地区(江東区)の土壌汚染問題では、先端技術を活用して対策費を縮減し、総額約586億円になった経過を説明。そのうえで石原知事は「14年12月の開場に向け、新しい基幹市場として整備していく」と述べた。

 定例会の会期は3月27日までの38日間。各会派の代表質問が24日、一般質問は25日、26日に行われる。都は総額6兆5980億円の09年度一般会計当初予算案など計107議案を提案した。

 一方、共産党都議団は18日、高校生に奨学金を給付する条例案と、70歳以上の高齢者が都営交通などに乗車できる「シルバーパス」について所得に応じた利用者負担に見直す条例改正案を提案した。【木村健二、江畑佳明】

毎日新聞 2009年2月19日 地方版

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