独島:「日本は簡単に占領できる」
日本の軍事専門家が専門誌に寄稿
「日本が竹島(独島)を攻撃したら? 簡単に占領できる。韓国がこれに対抗して対馬を攻撃したら? 日本が防御することは困難だ」
陸上自衛隊幹部学校の元教官で、軍事専門家にして軍事ジャーナリストの高井三郎氏は、軍事関連の月刊誌『軍事研究』3月号で、韓日両国の武器体系や部隊配置の現況、周辺情勢などを土台としてこのような結論を下した。
シミュレーションの前提は、奇襲だ。まず、日本の独島攻撃。施設の爆撃には九州や本州から発進するF2支援戦闘機が3機あれば十分だ。同時に出撃するF15J戦闘機40機は韓国空軍の反撃を防御し、4機の電子戦機が韓国軍の情報戦力を封鎖する。爆撃が終わると、特殊部隊が潜水艦から上陸する。韓国軍の戦力を考慮すると、特に問題なく作戦完了が可能だ。後続部隊も防御できる。その後日本は、国際社会で「竹島は本来日本の領土で、“奪還作戦”は正当だ」と主張する。
しかし高井氏は、韓国が後日対馬を攻撃し、「政治的交換」を狙う可能性がある、と主張した。韓国軍はAH1武装ヘリで対馬の自衛隊駐屯施設を破壊し、同時に輸送ヘリCH47を5機動員し特殊部隊を分乗させ、空港を接収する。また、韓国のF16戦闘機は西日本一帯の海上自衛隊基地、ミサイル基地、レーダーサイトを爆撃する。その直後、浦項と鎮海の海兵隊600人余りと戦車70台余りが対馬に上陸する。
日本の専門家の多くは、韓日両国の海軍力などを勘案すると韓国の対馬攻撃は不可能だ、と主張する。しかし高井氏は、制空戦闘機と地上攻撃機の分野では韓国が優勢で、とりわけ陸上戦力は韓国が絶対的優位を持っており、奇襲を防ぐことは容易ではない、と主張した。仮想現実だが、自衛隊の頭脳に当たる幹部学校元教官の分析という点から、見過ごせない。
東京=辛貞録(シン・ジョンロク)特派員
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