大阪府の橋下徹知事が知事就任前に出演したテレビ番組で、山口県光市の母子殺害事件の男性被告(27)の弁護団への懲戒請求を視聴者に呼びかけたため業務を妨害されたなどとして、広島弁護士会所属の弁護士4人が1人あたり300万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論が16日、広島高裁(広田聡裁判長)であった。橋下知事側は、1人あたり200万円の賠償を命じた1審広島地裁判決について「事実誤認がある」などとして争う姿勢を示した。次回弁論は4月23日に行われ、結審する予定。