「振り込め」撲滅を啓発　ミナミでキャンペーン

　振り込め詐欺撲滅に向け、大阪府警は十三日、大阪・ミナミの金融機関や街頭で、振り込め詐欺への注意を呼び掛けるキャンペーンを行った。

ＡＴＭの利用者に振り込め詐欺への注意を呼び掛ける警察官

　昨年、府内の振り込め詐欺の発生件数は前年の約一・九倍の七百二十四件で、被害総額は過去最高の約七億八千万円に上った。府警は今月を「振り込め詐欺撲滅取締月間」に指定。キャンペーンは年金支給日に合わせ、全国一斉の集中警戒日の一環として実施された。

　キャンペーンには府警本部や南署の警察官をはじめ、地元の防犯ボランティアらが参加。

　大阪市中央区の三井住友銀行難波支店では、警察官がＡＴＭの利用者に「振り込め詐欺に注意して下さい」と声を掛けながら啓発用のチラシを配布。地元の防犯ボランティアのメンバーも、高島屋大阪店前（同区）で通行人らに注意を呼び掛けていた。