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『真・女神転生IMAGINE』の集団戦“VERSUS”をひと足お先に体験

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●集団戦の実装が『真・女神転生IMAGINE』のすべてを変える!?

 

 ケイブの『真・女神転生IMAGINE』で、2009年2月19日、集団戦“VERSUS”が追加される。すでに200名のユーザーが招待されたテストワールド“PaRaNoIA(パラノイア)”では“VERSUS”が実装されているので、そこで先行体験した内容をお伝えしたい。なお、記事の内容はテストワールド内のものであるため、正規のワールドの実装される際には内容が変更される可能性があることをご了承願いたい。

 

 “VERSUS”は、デビルバスターどうしによる集団戦。『真・女神転生IMAGINE』では初のPvP(対人戦)要素となる。事前の情報では、新宿バベルの西に位置する“富士ミッドガルド”が“VERSUS”の舞台のひとつになるとのこと。そこで記者は新宿バベルの西、ナカノエリア一帯をくまなく探索した。“PaRaNoIA(パラノイア)”がオープンしているのは、オープン期間中、正午〜午後2時と午後6時〜午後8時の1日4時間。その1日分のほとんどを費やして、やっとそれらしきNPCを発見した。ナカノ樹海・北エリアの南のほうに常駐しているヤギヌマというNPCだ。この人物に話しかけることで“VERSUS”に参加することができる。
 

▲“VERSUS”に参加するだけでなく、“VERSUS”で得たポイントとアイテムの交換もしてもらえる。ただし、2009年2月16日の“PaRaNoIA(パラノイア)”では消費アイテムとの交換は可能だったが、装備品との交換は未実装だった。

 

 ところが……。のちにわかったことなのだが、新宿バベル内にもヤギヌマがいることが発覚。それどころか、ヤギヌマは各街に存在することがわかった。“富士見ミッドガルド”は、“VERSUS”のうち、“フェイト(Fate)”の舞台に設定されている街だが、実際に新宿バベル西の富士見まで行く必要はない。もう少しきちんと情報を集めておくべきだった……。そのようなわけで、初日は“VERSUS”の登録はしたものの、オープン時間の残りが少ないこともあって、登録人数が足りず集団戦へ参加することはできずに終了。ヤギヌマの存在を確認するだけに終わった。翌日、仕切り直してログイン。ヤギヌマが各地にいることをまだ知らなかったので、ふたたび新宿バベルからナカノ樹海・北エリアまで走って“VERSUS”に登録した。

 

 “VERSUS”には、最大15人対15人で領土争いをする“フェイト(Fate)”のほか、よりゲーム上級者のデビルバスターを対象にした“ヴァルハラ(Valhalla)”も存在するが、まずは“フェイト(Fate)”に参加した。参加登録をすると、現在参加登録をしている人数が表示される。登録人数が規定人数以上に達すると、自動的にマッチング(チーム分け)され、集団戦がスタートする。チーム分けはデビルバスターの属性、つまりLAWとCHAOSが基本となり、NEUTRALは数が少ない方に参加するようだ。

 

 “フェイト(Fate)”は、小型の塔のような外見の戦術拠点を占領、維持したときに得られるポイントを競う集団戦。デビルバスターどうしの戦闘は発生するが、戦闘結果によってポイントは入らない。いかに多くの戦術拠点を占領し、それを維持していくかの勝負だ。なお、戦術拠点には、1ポイント、3ポイント、5ポイント、7ポイント、10ポイントの5種類があり、試合時間は13分間。ちなみに、プレイヤーと仲魔のHPが大幅に増加する。

 

 “富士見ミッドガルド”に降り立ったあと、若干の準備時間が与えられたのち、“フェイト(Fate)”がスタートする。準備時間中にパーティを組むこともできる。また、集団で行動するか、個別に行動するか、占領した拠点を守るのか、新たな拠点を取りに行くのか、などの作戦をある程度打ち合わせておくこともできるだろう。記者が初参加した際には、とくに作戦を打ち合わせることなくスタート。スタート地点から進路は4つあるが、とくに考えがあるわけでもなく、いちばん右の進路へ進んだ。基本的に“富士見ミッドガルド”は、戦術拠点がある広場を細い通路がつないでいる構造で、全体を見渡すことはできない。メッセージウインドウに表示される情報と得点表示を頼りに状況を把握していく。マップは表示されるので、自分がどこにいるのかはわかる。なお、マップには戦術拠点の位置とポイントが表示されるので、作戦の参考になるだろう。
 

▲中央の戦術拠点が最大の10ポイント。奪取して死守したいところだが、当然、相手チームも同じように考えるはず。

 

  スタート地点から右の通路は“富士見ミッドガルド”で最も長い通路で、記者がそこを恐る恐る進むうちに得点表示にポイントに変化が現れた。すでにほかの場所で占領がスタートしたようだった。なお、戦術拠点をクリックすると、5秒ほどで占領が完了する。記者も最初の広場に出たところで相手チームのプレイヤーと遭遇した。こちら側は広場に出る際に相手と遭遇する覚悟を決めていたが、相手から見れば記者は突然現れたはず。奇襲に近かったようで攻撃はこちらが早かった。召喚してあったケルベロスで噛みついたのち、すかさず自身でも物理アタックを仕掛けた。何となくうまくいきそうな気がしたが……。こちらの攻撃はそこまでだった。相手プレイヤーは呪詛魔法を巧みに使い、こちらの動きを封じてきたのだ。ほとんど行動できないままHPが削られケルベロスが死亡。デビルバスター本体も程なくしてやられてしまった。

 

 死亡した際には、決められた蘇生ポイントで復活するか、蘇生アイテムを使用するか選ぶことができる。テストワールドで使用したアイテムは正規のワールドに反映されないので“反魂香”などの蘇生アイテムを気兼ねなしに使うこともできるが、仕切り直す意味で蘇生ポイントに。しばらく待つと、死亡した味方のプレイヤーが復活してきたので、ついていくことにした。相手がひとりなら戦闘を有利に進められるかもしれないと思ったからだ。すると、味方のプレイヤーは中央に進み、10ポイントの戦術拠点に直行。そこには相手プレイヤーがふたり身構えていた。複数のデビルバスターどうしによる戦闘がスタートした。
 

▲複数のプレイヤーによる戦闘では、激しくエフェクトが飛び交い、目まぐるしく状況が変化する。これまでの『真・女神転生IMAGINE』にはなかった戦闘で、新たな戦法などが生み出されていくかもしれない。

 

 激しい攻撃の応酬の中、身動きが取れない状態に。気がつくと、味方のプレイヤーはすでに倒されていた。自分に複数の相手プレイヤーによる攻撃が集中し、見る見るうちにHPが削られ、あえなく死亡。またしても蘇生ポイントに戻ることになった。

 

 こうした攻防が続くうちに時間が経過し、残り時間があと数秒というところで異変が起こった。メッセージウインドウにサプライズイベントの発生が表示されたのだ。サプライズイベントは“フェイト(Fate)”中にランダムで発生するイベントで、参加プレイヤーにさまざまな効果をもたらす。負けそうなチームにとっては大逆転のチャンスとなりそうだが、今回は残念ながら時間がなかった。記者が効果を確認するまえに、制限時間終了となってしまった。結局、約1200ポイント対約600ポイントのダブルスコアで敗退という結果になったが、負けたチームのメンバーにも報酬のBP(Battle Point)がもらえる(もちろん勝ったチームはより多くもらえる)ことが確認された。

 

 13分という制限時間があっという間に感じられたが、それだけ“フェイト(Fate)”に熱中できたということだろう。また、今回はとにかく無我夢中という感じになってしまったが、マップと戦術拠点の位置を憶え、作戦立てて行動できるようになれば、さらに楽しめるような予感も感じられた。

 

 続いてもうひとつの集団戦、“ヴァルハラ(Valhalla)”の報告をしたい。テストワールドでは、“フェイト(Fate)”と同じく、ヤギヌマが登録受付をしてくれたが、正規のワールドでは各所のターミナルから参加できるようになる(正規のワールドでも最初だけはヤギヌマからVERSUSの説明を受ける必要がある)。Lv30以上なら誰でも参加することができ、登録終了後、自動的にマッチング(チーム分け)される。

 

 戦術拠点で勝負を争う“フェイト(Fate)”と違い、“ヴァルハラ(Valhalla)”では相手を倒すことで得られるポイントで勝負を競う。デビルバスターを倒すと2ポイントで、仲魔を倒すと1ポイント。失点はなく、15ポイントを先取したほうが勝ちとなるルールだ。舞台となるコロシアムは、円形の広間があるだけのシンプルな戦闘場だ。

 

 気をつけたいのはアタッカー、マジシャン、ガンナーのあいだで、じゃんけんのような三つ巴の優劣が発生すること。基本的に、アタッカーはマジシャンに、マジシャンはガンナーに、ガンナーはアタッカーに強いという傾向がある。これはある程度、外見で判断できるが、相手がどのような行動をとるのかは、もちろん外見で判断できないので、攻めと守りの読み合いが重要となっている。必ずしもレベルやパラメーターだけでは決まらない戦いとなる。
 

▲1対1の戦いでは攻撃、防御、必殺のどれをどのタイミングで出すかという読み合いがアツく十分楽しめるが、より多くの人数による対戦はさらに複雑な要素が絡み合い、おもしろい対戦となるはずだ。

 

 正規のワールドでは、“ヴァルハラ(Valhalla)”で得られるGP(Grade Point)を溜めることで、グレード(階級)が変化するという仕様が導入される。このグレードを上げることで、使用できる武器や防具の幅が広がるので、集団戦は多くのデビルバスターにとって重要な要素になることは間違いない。しかも、GPは、一定期間VERSUSに参加しなかった場合、時間経過によってゆるやかに減少するので、高いグレードを維持するには、ある程度恒常的に集団戦に参加することが必須になるはずだ。

 

 集団戦ではデビルバスター自身のパラメーターやスキル、装備品を高めていくことはもちろん、仲魔の能力も試される。チーム構成により求められる仲魔の能力も違ってくるので、安定した成績を収めるにはタイプが異なる複数の仲魔を育てる必要があるかもしれない。これまでとは違った育成が求められるわけだ。そうした意味で、集団戦の実装は『真・女神転生IMAGINE』のすべてを変える大きなアップデートなのかもしれない。

 

※『真・女神転生IMAGINE』の公式サイトはこちら
 

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