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日露首脳会談:要旨

18日、ロシア・ユジノサハリンスクでの会談でドミトリー・メドべージェフ大統領(左)と笑顔で握手する麻生太郎首相=AP
18日、ロシア・ユジノサハリンスクでの会談でドミトリー・メドべージェフ大統領(左)と笑顔で握手する麻生太郎首相=AP

 麻生太郎首相とロシアのメドベージェフ大統領が18日行った会談の要旨は次の通り(日本側の説明)。

 <北方領土問題>

 大統領 新たな、独創的で型にはまらないアプローチで解決を目指すよう(事務当局に)指示した。

 首相 昨年の会談後、大統領が具体的指示を出したのは問題解決に向けた強い意志の表れで、うれしく思う。これまで達成された諸合意・諸文書を基本としつつ、大統領の指示したアプローチで、帰属問題の最終的解決を目指したい。

 大統領 双方が受け入れ可能な解決を見つける作業を継続する用意がある。この問題は、世界の他の問題と同様に解決可能だ。

 両首脳 我々の世代で問題を解決し帰属問題の最終的解決となるよう追加的な指示を出すことで一致。

 <ビザなし交流中止問題>

 首相 北方四島支援事業で残念な事件が起きたが、事業は信頼醸成の観点から重要。互いに継続の意向であると確認したい。

 大統領 人道支援に感謝。友好的かつ建設的に解決するよう指示を出したい。

 <経済危機>

 首相 世界的な景気減速の中、保護主義の台頭に警戒しなければならない。

 大統領 昨年11月のワシントンでのG20(金融サミット)合意に沿って努力の用意はあるが、例外的措置もある。国際的な金融危機打開のために日本が示すイニシアチブを支持。

 <首脳交流>

 両首脳 プーチン首相の5月中の来日で一致。4月の金融サミットや7月の主要国首脳会議での首脳会談を含め政治対話の加速で一致。

毎日新聞 2009年2月18日 21時59分(最終更新 2月18日 23時00分)

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