マキノ(津川)雅彦監督の第3作『旭山動物園物語~ペンギンが空を飛ぶ~』の興行成績が、早くも監督デビュー作『寝ずの番』(2006)を上回った。
舞台となった旭川で1月24日に先行公開され、今月7日に全国に拡大された『旭山動物園物語』は、これまでに興収4億4000万円を記録。『寝ずの番』の4億2000万円を抜き、マキノ監督作品として最高となった。
『旭山動物園物語』は、『寝ずの番』『次郎長三国志』に続くマキノ監督の3作目。『寝ずの番』は、東京・シネスイッチ銀座をメイン館にした単館チェーンだったが、口コミで広がり、異例のロングラン・ヒットを記録した。だが、第2作の『次郎長三国志』も評価が高く、全国約200スクリーンで公開されたが、時代劇という題材が影響したのか興収2億8000万円にとどまった。
マキノ監督は、これまでの作品カラーを一転させる親しみのある内容で勝負をかけ、これが年配層を中心に支持者を増やした格好となった。テレビ局が製作した作品とは違い派手な宣伝はなかったが、動物たちを介在させた感動的な人間ドラマが、ある程度の浸透を見たと言えそうだ。 拡大2週目の14、15日は、前週比85%をキープ。配給の角川映画は、「10億円を超える可能性は十分ある」と期待を寄せている。
舞台となった旭川で1月24日に先行公開され、今月7日に全国に拡大された『旭山動物園物語』は、これまでに興収4億4000万円を記録。『寝ずの番』の4億2000万円を抜き、マキノ監督作品として最高となった。
『旭山動物園物語』は、『寝ずの番』『次郎長三国志』に続くマキノ監督の3作目。『寝ずの番』は、東京・シネスイッチ銀座をメイン館にした単館チェーンだったが、口コミで広がり、異例のロングラン・ヒットを記録した。だが、第2作の『次郎長三国志』も評価が高く、全国約200スクリーンで公開されたが、時代劇という題材が影響したのか興収2億8000万円にとどまった。
マキノ監督は、これまでの作品カラーを一転させる親しみのある内容で勝負をかけ、これが年配層を中心に支持者を増やした格好となった。テレビ局が製作した作品とは違い派手な宣伝はなかったが、動物たちを介在させた感動的な人間ドラマが、ある程度の浸透を見たと言えそうだ。 拡大2週目の14、15日は、前週比85%をキープ。配給の角川映画は、「10億円を超える可能性は十分ある」と期待を寄せている。