【香港＝吉田渉】17日のアジア株式相場は大幅に全面安だった。韓国総合指数の終値は前日比4.1％安の1127.19。香港ハンセン指数は3.8％安、中国の上海総合指数は2.9％下落した。インドＳＥＮＳＥＸは2.9％安。シンガポール株、台湾株の下落率も2％を超えた。各市場ともに銀行株を中心に売りが広がった。

　米自動車大手ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）の再建計画を巡って不透明感が浮上し、比較的リスクが高いアジア株投資を縮小する動きが広がった。韓国ウォンなど主要通貨が対米ドルで軒並み下落したことを受け、アジアからの資金流出懸念も相場の重しとなった。(17日　20:13)