2009年2月18日 18時54分更新
嘉麻市では、去年12月にふ化したサケの稚魚が来月の放流を前に元気に育っています。
遠賀川の環境問題に取り組んでいるNPOでは、遠賀川にサケを呼び戻そうと毎年、稚魚を放流しています。
サケをふ化する施設は嘉麻市馬見にあり、ここでは直径が2メートルを超える水槽におよそ1万8000匹の稚魚が元気に泳いでいます。
去年12月にふ化したときは体長が2センチほどで、栄養分が詰まった真っ赤なお腹をしていましたが、今ではそのお腹はなくなって体長も倍の4センチにまで成長したということです。
稚魚の面倒を見ている青木宣人さんによりますと、18日は、寒さが和らいだため、餌を食べに水面に上がるなど活発に動き出しているということです。
ここで育てた稚魚は来月7日から放流が始まるということで、青木さんは、「放流するまではしっかりと育てます」と話していました。