江東区のバラバラ殺人事件・被告の男に無期懲役の判決
東京・江東区のマンションで長野市出身の女性が殺され遺体がバラバラに切断された事件で、東京地方裁判所は元派遣社員の男に無期懲役の判決を言い渡しました。
星島貴徳被告・34歳は去年4月、東京・江東区のマンションで長野市松代町出身の会社員=東城瑠理香さん・当時23歳を乱暴目的で拉致して殺害したうえ、遺体をバラバラに切断して捨てた殺人や死体遺棄などの5つの罪に問われています。
被害者が1人の事件で死刑が適用されるかなど量刑判断が争点となりましたが、東京地裁の平出裁判長は、犯行には戦慄を覚えるとしながらも、「被害者へのわいせつ行為はしておらず、前科もなく、罪を悔いている、殺人と死体遺棄に計画性はなく、死刑は重過ぎる」と述べ星島被告に無期懲役を言い渡しました。
無期懲役が言い渡された瞬間、黒の上下スウェット姿の星島被告は伏し目がちに表情を変えることはありませんでした。