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トキめき新潟国体:冬季大会 スキー競技、あす開幕 県勢目標は「総合優勝」 /新潟

 ◇距離など5種目で熱戦

 トキめき新潟国体の冬季大会スキー競技会が17日開幕する。大回転、距離、ジャンプ、複合の計4種目が正式競技として、バイアスロンが公開競技として行われる。開催県として総合優勝を目指す新潟県選手団。各競技の県内有力選手や見どころを探った。【畠山哲郎】

 ◇大回転

 18~20日、湯沢町の苗場スキー場で。

 成年男子Aでは、昨年の優勝者・佐藤栄一選手(チームアルビレックス新潟)が連覇を狙う。昨年の成年女子A優勝の清澤恵美子選手(同)は今年は同Bで出場。

 成年男子Bで出場するトリノ五輪大回転24位の吉岡大輔選手(同)、2月に行われた全国高校スキー大会大回転で優勝した少年男子の布施峰選手(開志学園高)も注目だ。

 コースは全長約1キロ。スタート直後に30度を超える急斜面がありリズム作りが難しい。比較的なだらかな中腹も難易度の高いS字形コースになっているうえ、終盤に再び急斜面を迎えるため「気の抜けないタフなコース」との評判だ。

 ◇距離

 18~20日、十日町市の吉田クロスカントリー競技場で。個人競技はクラシカル、リレーはフリーで行われる。

 五輪出場経験のある成年男子Bの神津正昭選手(ブルボン)、昨年の少年女子優勝の本山育未選手(小出高)、同3位で今年の全国高校スキー大会5キロクラシカル優勝の宮尾彩子選手(十日町総合高)らの滑りに期待がかかる。リレーも男女とも優勝が目標だ。

 全体的に起伏が激しく、体力が必要とされるコース。雪不足で山間部の雪を搬入しているため、砂などが混じり滑走に影響を与える可能性も。気温が上がって雪が解け出すことも想定され、ワックスなどの微妙な調整が要求されそうだ。

 ◇ジャンプ・複合

 ジャンプ競技は20日に南魚沼市の石打丸山シャンツェ。複合はジャンプが18日に同シャンツェ、距離が19日に吉田クロスカントリー競技場で行われる。

 トリノ五輪出場者で昨年の複合成年男子B2位の北村隆選手(盛田スポーツ財団)が2年ぶりの優勝を狙う。

 父親・兄弟の3人で出場する清水一家も注目。全国中学校スキー大会ジャンプで2連覇し、国体初出場となる弟の清水礼留飛選手(妙高高原中)、複合とジャンプで上位を目指す兄の亜久里選手(新井高)に期待がかかる。

 県外選手では、98年の長野五輪金メダリストの船木和喜選手(北海道)がジャンプに出場するのも注目だ。

 ◇バイアスロン

 19日、津南町のマウンテンパーク津南スキー場特設バイアスロン競技場で行われ、県内からは陸上自衛隊高田駐屯地の5選手が参加する。

毎日新聞 2009年2月16日 地方版

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