ここから本文エリア ため息 春の陽気2009年02月16日 県内は15日も、春めいた暖かさが続いた。陽気に誘われ、高崎市箕郷町では例年より一週間ほど早く紅梅が見ごろを迎えている。一方、スキーやワカサギの氷上穴釣りなど、ウインタースポーツが最盛期を迎えているスキー場や湖の関係者は、一足早い寒気のゆるみに眉を曇らせている。 草津国際スキー場(草津町)は、13日夜の雨と14日からの陽気で雪がゆるみ、土がところどころで顔をのぞかせた。雪崩がおきやすいコース1本は、午後から閉鎖した。 広報担当者は「この時期には考えられない陽気。半袖の客もいた」と困惑する。 ノルン水上スキー場(みなかみ町)も一部で土が見え、上級者用のコース1本を閉鎖した。「寒気が再び訪れるという予報通りになって、雪が積もればありがたい」とスキー場関係者。同じみなかみ町でも、高いところで標高1500メートルあり、気温が比較的低く雪も解けにくい天神平スキー場は、普段の週末より1、2割増しの数の客が訪れたという。 氷上穴釣りができる赤城山大沼(富士見村)、バラギ湖(嬬恋村)はいずれもまだ、氷の厚みが十分あるといい、閉鎖や範囲の縮小は予定していない。それでも、赤城大沼漁業協同組合の関係者は「氷は例年に比べると薄く、予定通り3月末までできるかどうかは、これからの冷え込みいかんだ」と寒の戻りを期待する。 前橋地方気象台によると、15日の県内は高気圧に覆われ、晴れて風もない一日だった。最高気温は前橋で16・5度、みなかみ町で11・5度と、4月並みの暖かさを記録した。16日は、南部では暖かさが続く見込みだが、北部や山間部では平年並みに下がって昼過ぎから雪が降るところもあるという。
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