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2009年02月17日(火)

入湯税滞納急増 2300万円超 石和温泉郷
団体客減少、不況追い打ち

入湯税の滞納が増えている石和温泉郷=笛吹市内
 
 笛吹・石和温泉郷の旅館が笛吹市に納付する入湯税の滞納が増加している。2007年度決算の累積滞納額は約2330万円に上り、合併当初の04年度から3年間で2倍以上に膨らんだ。全国に知られる温泉街として多くの団体客を受け入れてきたが、団体旅行が衰退。さらに不況の波を受け、個人や家族連れの客足も鈍っている。各旅館は厳しい経営を強いられ、入湯税が運転資金の一部に充てられる状況となっている。
 「入湯税はお客さんから預かっただけのお金であることは分かっている」と、石和温泉郷の旅館経営者は話す。入湯税は鉱泉を持つ市町村が、鉱泉源の保護管理や環境衛生などの施設整備費用に充てるため入湯客に対して課す目的税。各旅館が宿泊客から1人1泊につき150円を徴収していて、月ごとに市に納付する。
 この経営者は「急激な景気悪化で融資も受けにくくなり、経営を維持するのがやっと。仕入れ業者への支払いなどに流用してしまい、納付は後回しになる」と滞納の実態を明かす。
 温泉地の宿泊客は、景気の後退とともに団体客から個人旅行客に移行。石和温泉郷ではピーク時(1989年)に180万人に届く勢いだったのが、昨年は117万人までに減少。客の消費単価も3−4割下がっているという。



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