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編集部から
丸宝編集長
丸宝編集長
新人賞編集部選考終了!

 今回は史上最高の811通の応募があったことは以前にお伝えした通りです。『紅』『アキカン!』など、新人賞出身作家のメディア・ミックスがみなさんに評価して頂けたからだと思います。応募原稿の、まさに『山』を見ると、毎年胸が熱くなります。ありがとうございました。応募者の熱意がかたまりとして伝わってきます。ひとつの原稿を、どれだけの時間をかけて、応募したあなたが書いたのか、と思うとそれの少なくとも811倍の『期待』『熱意』『時間』『工夫』などを感じるからです。一人で複数応募してくれた人も少なくなかった、と報告を受けています。残念ながら一次から私が全部読む、ということは物理的に不可能なので、スタッフとは十分打ち合わせをして、熟読することと、応募者の熱意に応えるように評価シートを書くように指導しました。正月も返上して、ずっと応募作を読んでレポートをくれた多くのスタッフの努力には、仕事ながら感謝しています。
 それでも、最速、完璧とはいかず、多少の不備・失礼もありましたし、応募作が多かったため、例年より評価シートの返送が遅れたことなど、一部お叱りも受けました。改善、反省すべき点は直していこうと思います。システムの平等?を目指していても、ある人には、評価シートが着いたのに、自分にはまだだ、いつになるのか?という問い合わせも例年より多かったように思います。我々もがんばったのですが、失礼しました。
 応募者の『期待』『不安』を今年ほど感じた年もありませんでした。新人賞の審査は難しいなあ、と再認識しました。読み手の好み、主観も当然あり、編集部選考も紛糾しました。
 我々はどういう作品を評価するのか? を考えることは編集部の、編集部員の未来や、仕事の仕方を考えることに直結するからです。
 そして、編集部は多くの力作から5作品を審査員の先生方に審査して頂く最終選考にあげます。3月末予定の審査会の結果に期待があります。遅くても秋には受賞作を出版することになるでしょう。ご期待下さい。  また、詳しくは新人賞のページを見て頂きたいのですが、今回から週刊少年ジャンプで『アイシールド21』を連載中の稲垣理一郎先生にも参加して頂きます。どんなご意見がうかがえるか楽しみにしてください。私も楽しみにしています。
 稲垣先生が書かれているように、小説は結局『人間を書く』ことです。どんなに素晴らしいストーリーや、細かな世界設定でも、キャラクターが魅力的に描かれていない小説は、面白くないと考えます。次回の応募時、みなさんも肝に銘じるようにお願いします。
 第9回の締め切りはまだ先ですが、今後ともスーパーダッシュ小説新人賞にご期待下さい、また次回もどんどんご応募ください。傑作を待っています。


2月15日(日)『電波的な彼女』OVAの特別試写とイベントを新宿で行います。

 これは素晴らしい!という映像が出来上がりました。どうぞご期待下さい。イベントでは私も、少し話します。
 なお、数年前にスーパーダッシュ文庫のwebラジオを一緒に作って、パーソナリティをお願いしていた広橋涼さんも声優として参加してくださっています。イベントにも参加してくれます。前にも一度ネットで出したのですが、当時、広橋さんがスタジオで描いてくれた、私の自画像です。私のちょっとした宝物で、デスクに飾っています。再度お見せします(笑)。当時、これを見つけた作家の定金伸治さんが『広橋さんに似顔絵描いてもらうなんてずるい!! 僕はすごいファンなのに!』とお叱りと羨望のメールをもらったことを思い出します。


砂浦俊一さん『シアンとマゼンタ』ネットに見参!

 一部熱狂的な?ファンを持つ本作。『シアンとマゼンタ2』での驚きのラストで次回作を心待ちにしていたファンも多いと思います。ネット連載に挑戦してみることにしました。近日特別連載を開始予定です。
 ご期待下さい。

● 今月のイチオシ
『迷い猫オーバーラン! 3   ……拾う?』(松 智洋)
 担当している私が、第一読者であることが本当に嬉しい一冊。特集もご覧下さい。
 毎回驚かされるのですが、3巻目の今回は特別! スーパーダッシュ、つまり大暴走中(笑)です!!


(3)
(3)
みなさま、こんにちは。
マスクをするとメガネがくもって大変な(3)です。
予防というよりは風邪をひいてしまったときに
周りにうつさないようにマスクをすることがあるのですが、
メガネが自分の呼吸でくもります。
なんか情けなくなる。
最近は鼻の部分にパッドを当てるタイプもあるようなので
今度はそれを使ってみようかな…。

新人賞もいよいよ大詰め。
ついに最終選考の時がきました。
この編集部にきてから何度となく立ち会ってきましたが、
やはり緊張します。
明日の大作家がここから生まれるかもしれないのです。

新人賞の選考は難しいです。
選考をもれた作品のなかに才能の芽が眠っているかもしれない。
そう考えることが、ままあります。
ですが、今年の最終選考作も自信をもってお勧めできる作品たちだと思います。
最終選考の結果がどのようになるかは神のみぞ知るわけですが、
良い結果に落ち着いてくれることを願うばかりです。

それでは、さようなら。

Mt.BIRD
Mt.BIRD
こんにちは!

先日、二十代も後半になって「初体験」をしました。

そう、クルマに乗っていて後ろから追突されてしまったのです。
幸い、大きな怪我などなく普通に出社して仕事してますが、
事故の処理がいろいろメンドウで…。
心身ともに疲弊してしまいました。

こんな経験は2度も3度もしたくないなぁと思う、
ちょっとブルーなMt.BIRDです。


毎年、この時期は新人賞の選考があって、
寝てるか、原稿を読んでいるか、という状況になります。
会社で読み、自宅で読み、カフェで読み、某牛丼チェーン店でも読み…。

僕ら編集者にとっては、その原稿を書いた人と
今後長〜いお付き合いになる可能性だってあるわけで、
そういう意味では応募作はお見合い写真みたいなもの(?)。

作品そのものを読み込むのはもちろん、
その先にいる書き手の人を想像してみることも正直あります。
何を大事にしているか、どんな感性を持っているか…などなど。

ただ、まぁ、その想像が的中したことはほとんどないのですが(笑)
運転すると人格が変わる人がいるように、
執筆になると人格が変わるのかな、と思ったり。
あ、もちろん良い意味です!

さて、そんな新人賞出身の横山忠先生の新作が登場です。

「神乃崎綾香の魔獣」というド真ん中ストレートのタイトルですが、
中身はストレート以外にもカーブ、フォークっぽいものまで織り交ぜております。

ぜひぜひお手に取ってみてください!

ではまたー!

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