サブカテゴリー

校長の報告書「ゲンコツは体罰に当たらない」

 福岡市立内浜中1年の男子生徒(13)が飛び降り自殺をした問題で、同校の薄公治校長は6日、生徒の自宅を訪れ、担任の男性教諭による過去の体罰と自殺との因果関係を否定する調査報告書を遺族に提出した。

 薄校長は報告書提出後の同校での記者会見で「生徒は普段と変わらない生活を直前まで送り、(自殺する)様子はまったくなかった」と指摘。その上で「学校生活とは関係なかった」と強調し、自殺直後に「指導が何らかの影響を与えた可能性はある」とした判断を変更した。

 校長によると、報告書は担任や教科担当の教諭、親しい友人らへのアンケートや聞き取り結果をまとめた計7ページ。

 2008年6月、生徒が別の生徒をいじめたとして、担任が指導する際にひざを蹴るなどしたことを「行きすぎた行為」の体罰だったと認めた。だが、その後もクラスや部活動で楽しそうに過ごしていたことを挙げ、自殺とは無関係とした。

 自殺3日前に、忘れ物を理由にゲンコツで叩いた行為は「体罰に当たらない」としている。

[ 2009年02月06日 23:33 ]

関連ニュース

読み込み中..

関連写真

読み込み中..

PR

ニュース

クイックアクセス

ピックアップ

スポニチ てれびぃ

スペシャルコンテンツ

このページの先頭に戻る ▲