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中1自殺:重体 両親「いじめが原因」訴え 北海道・千歳

 北海道千歳市の市立中学1年の女子生徒(13)が昨年6月、自宅マンション11階から飛び降り自殺を図って意識不明の重体になり、両親が市教委に「いじめが原因ではないか」と訴えていることが分かった。学校側は同12月、「いじめの有無は判断できず、(自殺を図った)原因は特定できない」とする報告をまとめたが、両親は納得せず、再調査を要請している。

 市教委によると、女子生徒は昨年6月19日午後4時5分ごろ、自分の部屋の窓から飛び降りた。現在も意識は戻らず、札幌市内に入院している。部屋には両親と友人2人にあてた遺書計3通があり、両親あてには「今日学校でいろいろあって、つらくなった。中学校生活を過ごす自信がなくなった」といった内容が書かれていた。特定の生徒の名前はなかったという。また、数日前には母親に対し、「友達とうまくいかない」「『ウザイ、死ね』と言われた」などと相談していたという。

 学校側は同じクラスの生徒全員に聞き取り調査を実施した。しかし、いじめの有無は確認できず、昨年12月21日、文書で両親に説明した。【久野華代】

毎日新聞 2009年2月17日 14時29分(最終更新 2月17日 14時35分)

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