8月に行なわれた全国バレエコンクール in Nagoyaの事務局に関わらせていただいて2年。今年もエキサイティングなことが数々あった。
リュドミラ・セメニャカさん、モスクワ国立ボリショイ劇場の元プリマバレリーナ。国家賞を受賞しているバレエ界では非常に有名な方。自分の持っている参考書(バレエ関係書)にも写真がたくさん掲載されている。
バレエ団の李先生に「セメニャカさんは日本で言えば、どういうポジションなんですか?」と聞いてみた。「ロシアではとても有名ですよ、誰もが知っている」というので「例えば王選手?」と尋ねると「そう!そんな感じ」と笑った。
もともとこのコンクールは世界的で活躍している方のみで審査するので、審査員は非常に有名な方ばかり、ただその中でも知名度は審査委員長(グリゴロビッチ先生)とともに大変高い。
コンクール2日目から最終日まで、朝、宿泊場所から会場までアテンドをする。初日はちょっと戸惑ったけど、フランクでずっとお話をしている感じ。(話の50%くらいしか理解できないけど)最終日は雨。傘を差して待っているとちょうどフラフラのホストがやってくる。セメニャカ先生がちょうどロビーから出てきて車に向かってくる。嫌な予感は的中!すれ違いざまにセメニャカ先生は何かを言って笑った。(理解できなかったけど多分「朝からご機嫌ね」だろう?)その途端、ホストが「ナンだこのやろー」とどなった。慌てて、セメニャカ先生を車に乗せて急発進!先生は「ウヮーオ!」と車の中で叫んだ!
セメニャカ先生は朗らかで、チャーミングな方だった。この仕事に関わらなかったら、会うことはない世界で活躍する方。コンクールの事務局の中のちょっとビックリする1コマだった。