雑誌記事えげつなさなら中国が上? ロシア“原産”の兵器を「転売」フォーサイト2月17日(火) 10時33分配信 / 海外 - 海外総合中国はロシアからの移転で得た技術を基礎に武器を製造し、欧米製兵器より安いロシア製を凌ぐ安価で売り込む。また、アフリカの産油国の心変わりには、支払いにドルやユーロを要求するロシアより、原油とのバーター決済をもちかける中国の方が魅力的という理由もある。 ロシアが特に神経を尖らせるのは、戦闘機だ。ロシアはスホイ27のライセンス生産を中国に認めているが、第三国への輸出は禁止している。ところが中国は、自国生産のスホイ27(殲11)に中国製エンジンを搭載したタイプを、アフリカ市場に売り込もうと躍起だ。 エジプトはロシア製兵器の大口輸入国だったが、アフターサービスの悪さへの不満から、中国製に乗り換え始めた。アルジェリアでも昨年、「不良品」のミグ29の返品騒ぎがあった。 兵器輸出の先行き頭打ち傾向は、原油価格下落とともにロシアに暗い影を投げかける。中国に対するロシアの怒りは募るばかりだ。 フォーサイト2月号 NEWS PROBEより
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