2009年2月18日 12時46分更新
けがや急病などで患者を救急車に乗せてから病院に着くまでに30分以上かかったケースがいわき市では去年1年間で620件余りにのぼり、前の年より改善はしたものの、依然として救急搬送に時間がかかる状況が課題となっていることがわかりました。
いわき市ではけがや急病などで患者を救急車に乗せてから病院に着くまでに30分以上かかったケースがおととしは769件に上り、救急搬送の時間短縮が大きな課題となっています。
いわき市消防本部が17日発表した去年1年間の救急搬送状況によりますと、病院に着くまでに30分以上かかったケースは626件で、前の年より140件余り減りました。
しかし、2年前の平成18年と比べますと87件増えており、やや改善されたとはいえ依然として救急搬送に時間がかかる状況が続いていることが明らかになりました。これについていわき市では「受け入れ先が決まるまでの問い合わせの回数は減ってきているので、病院側が救急患者を受け入れようとしている傾向は見られる。
しかし医師不足の影響で病院の受け入れ態勢そのものが改善されていないので、搬送に時間がかかる状況が続いている」と話しています。