福島放送局

2009年2月18日 12時46分更新

ドクターヘリ外部医師も搭乗へ


福島県立医科大学附属病院は、病院が管理運営しているドクターヘリに外部の救急専門医にも搭乗してもらうことで、救命救急センターの医師の確保を図る方針を決めました。

福島県立医科大学附属病院は、去年1月からドクターヘリの運行開始に合わせて救命救急センターの運用を始め、24時間体制で重症患者の対応にあたっていますが、医師の確保が大きな課題となっています。
このため県立医科大学附属病院では、現在、救命救急センターの医師が当番制で搭乗しているドクターヘリに、県内にあるほかの3つの救命救急センターの医師など外部の医師にも搭乗してもらうことで人材を確保していく方針を決めました。
県内で救急を担当しているほかの病院の医師からは「ドクターヘリに乗りたい」という希望がこれまでに何件も寄せられているということで、県立医科大学附属病院では本人の希望をもとに一定の間隔で当番医として勤務してもらうことも想定しています。
県立医科大学附属病院では、「ヘリに搭乗する医師が増えれば、24時間体制で交代勤務をしている医師の負担軽減につながる。
県内だけでなく、隣り合う県の医師にもヘリの搭乗を呼びかけていきたい」と話しています。