中国副主席、きょうベネズエラ訪問=原油合弁事業などで合意書に署名へ
【カラカス17日AFP=時事】中南米を歴訪中の中国の習近平国家副主席は、17日から2日間の日程でベネズエラを公式訪問する。ベネズエラ外務省によると、習副主席は同国との間で、原油の探査、開発、加工、精製、輸送に向けた国営ベネズエラ石油(PDVSA)との合弁事業などいくつかの合意書に署名する見通しだ。≪写真はコロンビアのボゴタで記者会見する習副主席≫
中国は当初60億ドル(約5550億円)の資金で2007年に創設した中国・ベネズエラ基金に40億ドル(約3700億円)を注するとみられている。マドゥロ外相は同基金について「開発プロジェクトや向こう2年ないし3年の経済成長を維持するための資金をベネズエラに提供するもの」と説明している。
中国側の話では、両国関係は2001年に共同開発のための戦略的パートナーシップを結んで以降、強化されている。この関係強化により、両国間の貿易は拡大しており、08年には約100億ドル(約9250億円)と、これまでの最高に達した。また08年にはベネズエラは、中国の協力で初の静止衛星を打ち上げている。
両国は軍事面の協力も拡大している。ベネズエラ政府は最近中国から、偵察・訓練用機「K18」を18機購入している。
習副主席はメキシコ、コロンビアを訪問した後、カラカス入りする。続いてブラジルを訪問する。〔AFP=時事〕
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