高知医療センターの資金繰り問題で、県と高知市は計7億6200万円を貸し付けることで3月末に予想される資金ショートを回避する方針を決めた。県は2月補正予算案に計上、同市も計上する見込み。
貸付額は県、市で折半し、3億8100万円ずつ。センターは医業収益と材料費圧縮が当初計画を下回り、予想より赤字が約8億円膨らんだため、資金繰りが悪化。センターを運営する県・高知市病院企業団が資金援助を要請していた。
このほか、県は政府の経済対策を受け、一部前倒しで実施するため、一般会計で205億2900万円を増額する2月補正予算案など議案86件を発表した。
国からの地域活性化・生活対策臨時交付金115億円は、道路整備や学校耐震化などに89億円を充てる。残りの26億円は、雇用対策や妊婦検診に充てるため国から入る108億円とともに七つの基金に積み立てる。
毎日新聞 2009年2月18日 地方版