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東京江東区の女性殺害事件

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2008年4月18日夜、23歳女性会社員がマンション帰宅直後に行方不明に。同じ階に住む男を逮捕、起訴。

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無表情のまま判決理由の読み上げを聞き続ける星島貴徳被告=18日午前、東京地裁(イラスト・今泉有美子)(写真:産経新聞)

江東女性殺害事件判決 立ちつくす被告 遺族は悲しみ癒えず

 「被告人を無期懲役に処する」。自ら死刑を求めた被告に、裁判所が言い渡した結論は「無期」だった。東京都江東区のマンションで会社員の東城瑠理香さん=当時(23)=が殺害され、バラバラにされた事件の東京地裁判決。主文を聞いた星島貴徳被告(34)は目を伏せたまま立ち尽くした。「性奴隷にしたい」という身勝手な願望、残酷な遺体解体の状況−。死刑を求めた遺族の願いはかなえられなかった。(産経新聞)
[記事全文]

江東女性殺害事件公判 「分かりやすさ」求める法廷「ワイドショー化」への懸念 - 産経新聞(2月18日)
江東女性殺害事件公判 死刑のハードル高く - 産経新聞(2月18日)

・ 星島被告に関連する動画ニュース - Yahoo!ニュース

◇事件に関して
事件の概要 - 関連情報エリア
・ [特集]江東マンション神隠し殺人事件 - これまでの公判の内容など。産経新聞

◇本人は死刑を望む発言
江東女性殺害:「地獄でおわびします」星島被告が謝罪 - 毎日新聞(1月19日)

死刑適用基準 - Yahoo!トピックス「死刑問題」関連情報エリア

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事件の概要

東京都江東区のマンションで2008年4月18日から会社員の女性=当時(23)=が帰宅直後に行方不明になっていた事件で、2部屋隣に住む元派遣社員の男(33)を同年5月25日に住居侵入容疑で逮捕。その後の調べにより、女性を暴行する目的で部屋に侵入、玄関近くにあった台所の包丁で脅し自室に連れ込んで殺害。遺体を細かく切断し、トイレなどに捨てたとして、同年6月13日 死体損壊、遺棄の疑いで、6月25日 殺人容疑で男を再逮捕した。
2009年1月26日、東京地裁104号法廷(平出喜一裁判長)において、検察側は死刑を求刑。弁護側は無期懲役を求めて結審。2月18日に無期懲役の判決が下された。

起訴状況

被告は、以下の罪に問われ、起訴されている。
罪名該当法法定刑
殺人罪刑法第199条死刑、無期懲役、5年以上の有期懲役
わいせつ目的略取罪刑法第225条1年以上10年以下の懲役
住居侵入罪刑法第130条3年以下の懲役
死体損壊罪刑法第190条3年以下の懲役
死体遺棄罪刑法第190条3年以下の懲役

公判関係

第一審 東京地裁104号法廷(平出喜一裁判長)

日付摘要
2008年8月18日公判前整理手続き適用決定
10月3日公判前整理手続き第一回協議
2009年1月13日初公判 (検察・弁護側:冒頭陳述、検察側:被告人質問)初公判 詳細一覧
1月14日第2回公判 (検察側:被告人質問)第2回公判 詳細一覧
1月19日第3回公判 (検察・弁護側:被告人質問)第3回公判 詳細一覧
1月20日第4回公判 (証人尋問)第4回公判 詳細一覧
1月22日第5回公判 (証人尋問、裁判長:被告人質問)第5回公判 詳細一覧
1月26日第6回公判 (検察側:論告求刑、弁護側:最終弁論)第6回公判 詳細一覧
2月18日第7回公判 (判決公判)

判決状況

犯行時年齢罪名検察求刑判決
33歳殺人、わいせつ目的略取などの罪求刑死刑2月18日
殺人事件での量刑例
裁判では、罪に対して、いろいろな情状を考慮し、刑罰が決められている。
殺人と性犯罪(観念的競合の場合も含む)行為を犯した被告の罪に対する量刑は、強盗殺人行為を犯した被告の罪に対する量刑と同様に、重い刑罰が選択される傾向が、凶悪犯罪に関わる罪や規定を重罰化した改正刑法(平成17年1月1日施行)以降にはある。
[関連]情状鑑定 - みんなの知恵蔵

経緯

関連トピックス

殺人事件

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