長女の幼なじみの十五歳の少女に売春を強要したとして、県警少年捜査課と横須賀署は十七日、児童福祉法違反(児童に淫行させる行為)の疑いで、いずれも横須賀市在住の無職女(49)と内縁の夫(36)、女の長女の無職少女(18)を逮捕した。
調べでは、三人は共謀して昨年六月三日から二十七日まで、近所に住む無職少女(15)に、男性客を相手に四回にわたり二〜三万円でみだらな行為をさせるなどした疑い。三人とも容疑を否認しているという。
県警は三人が二〇〇七年九月から保護されるまでの約十一カ月間、伝言ダイヤルで客を募って被害少女に三百人以上の客との売春を強制し、代金九百万円以上を全額取り上げていたとみて調べている。
被害少女は三人の家の近所に家族と住んでおり、逮捕された無職少女とは幼なじみだったという。被害少女は「幼いころから、無職女に家の前に生ごみをまき散らされたり、自転車をパンクさせられたりするなどの嫌がらせを受けていた。昨年四月ごろからは、半強制的に(三人の家で)暮らすように言われ、洗濯などをさせられていた」などと話しているという。
昨年八月に被害少女が「助けてください」と同署に駆け込んで保護され、発覚した。
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