ここから本文エリア 母子から医師へ感謝の写真2009年02月18日
「出産で世話になった産婦人科医らに、元気な母子の写真を贈って感謝の気持ちを伝えよう」。富士市と富士宮市で活動する「産婦人科を守る会」(細木久美代表)が17日、母子から「ありがとうメッセージ」を募集する活動を始めた。 ◆人生最初の「ありがとう」募集中 対象は、両市内の市立病院、開業医、助産院で出産した母親。応募する母親には、用紙に出産した病院と医師名、出産日時などを記入してもらい、元気な母子の写真と感謝のメッセージを添えて、守る会に郵送してもらう。守る会が、この写真を添えたメッセージを医師らに届ける。 守る会はこの日、富士市本市場のフィランセで開催された「すくすく赤ちゃん講座」を受講した母子に、「ありがとうを贈りませんか」と呼びかけた。若い母親は「市内の医院で3人の子どもを産んだ。お礼の気持ちを伝えたかった」と即座に応じていた。 守る会は、富士市立中央病院の産婦人科医が派遣元から引き揚げを通告された昨年春に結成され、産婦人科存続を求める署名運動に取り組んだ。結果的に、同病院の産婦人科医3人は3月に引き揚げられるが、代わりに浜松医科大から医師が派遣されることになり、産婦人科は存続することになった。 守る会は「これまでの活動を通じて、産婦人科医にありがとうを伝える機会はあまりなく、医師も自分がとりあげた赤ちゃんがどうなったか気になるのではないかと思った。会が医師と市民の交流の懸け橋として、ありがとうの配達人になる」と説明している。 両市内で3月27日まで、募集活動を続ける予定だ。
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