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■ なぜ、F-22がダメなのかについての続き

 このサイトも、いろんなことで全方位敵外交になっているが、きっとわかってくれる人はいると信じて・・・

 

 ところで、F-22導入がダメだ、という話の続きというか補足だ。

 いま、三菱重工の中にはF-15のライセンス製造部隊、メンテナンス部隊がいる。F-22は、間違いなくオールブラックボックスでメンテナンスも開発もなにもすべて米国でやるという契約になる。ということは有事の際、戦闘機が疲弊して帰ってきても、日本では直せないということになってしまう。そんな本末転倒のものはいらないのだ。

 それに、F-15のメンテナンス部隊の技術レベルも下がってしまう。F-22導入は、日本の若い航空技術者がいなくなることを示している。完成品をもらっても日本の技術者が育つわけがない。ユーロファイターならば、すべて国内でライセンス生産できるし改変も自由だ。ということは、F-15で磨かれた技術をもっている三菱重工の技術者たちも、その技術を応用していろいろできるということだ。

 戦闘機は国内で作って調整してメンテナンスするのがあたりまえだ。そんなこともわからない連中になってしまったのだろうか。戦闘機は飾りじゃない。安全保障のために買うモノだし、抑止力として使う物だ。F-22がユーロファイターよりも優れているなら、F-22でもいいだろう。でも、戦闘機の選定は、攻撃防御性能とかアメリカというブランドで選ぶ物ではない。ユーロファイターは、

・コスト面で有利(ユーロF・・・100億+日本でのプログラム開発費  F-22・・・200億+米国の米国による日本向けの年間開発費1000億+メンテ費+etc・・・)

・日本で改変、メンテ可能(F-22は莫大な費用をかけてオールブラックボックスの完成品しか売ってもらえません)

・日本の技術者が持つ技術がそのまま役に立つ(F-22だと、メンテも製造も改造も全部アメリカなので、いまのF-15のラインがいらなくなっちゃう。国費のムダ)

 弁護士上がりのオバマが米軍の最高司令官なのである。米軍も混乱が予想される。そんな中、わざわざF-22に無駄金を払おうという奴の気が知れない。

 と、アメリカの心ある軍人もCIAも言っている。




カテゴリ : [貴様ら!俺の言うことを聞いてみませんか]  更新時間:2009年02月17日 22:08

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