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医療の質向上に期待 琉球病院、ITで4施設連携2009年2月18日

テレビ会議システムを利用して全国の病院と情報を交換する医師=16日、金武町の国立病院機構琉球病院

 【金武】国立病院機構琉球病院(村上優院長)は、IT(情報技術)を利用し県外の施設と連携して医師養成を図る教育・研修システムを16日、同病院でスタートした。大容量高速データ通信で国内3カ所の施設とテレビ電話をつなぎ、IT活用による今後の研修方法を語り合った。
 同システムでは国立病院機構の肥前精神医療センター(佐賀県)、久里浜アルコール症センター(神奈川県)、花巻病院(岩手県)、東尾張病院(愛知県)の4施設と連携。テレビ会議システムを利用して講義や症例検討会などを実施、情報の共有化で医療の質の向上を目指す。精神科医療施設では初めての取り組みだという。
 症例検討会でそれぞれの病院が得意な分野の専門医の相談を受けることで、医師の資質向上につなげる。将来は医師だけでなく看護師など、ほかの医療スタッフの情報交換も視野に入れている。
 初回は整備の遅れで東尾張病院が参加できなかったが、各病院代表が病院の紹介や今後、システムを利用して望むことなどを話し合った。
 村上院長は「症例検討会で専門指導医のサポートに期待している。琉球病院からも積極的に情報を発信し、他職種との交流を通してスキルアップ、医療の質向上を目指したい」と意欲を見せた。
 同システムを使って週2回、講義を行うほか症例検討会、講演会などを実施する予定。


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