枚方市民病院は17日、同病院の医師を確保するため、大学院の医学生で同病院で診療する医師に入学金や授業料相当額(上限80万円)と、月額5万円までの奨学金制度を4月から新設する方針を明らかにした。条例案を25日開会の3月定例市議会に提出する。
年に3人が上限で、大学院や出身地の制限は設けない。特に産婦人科や小児科で医師不足が深刻な中、毎年一定数の医師を確保する狙いがある。貸し付けの形式を取るが、月一定の回数以上を同病院で勤務すれば、返済は免除される。【宮地佳那子】
毎日新聞 2009年2月18日 地方版