お笑いタレント劇団ひとり(32)と人気タレント大沢あかね(23)が17日、都内で結婚報告会見を行った。大安のこの日、日付が変わると同時に都内の区役所に婚姻届を2人で提出。ひとりは「『紙切れ1枚』というけど、これほど重い紙切れはない」と結婚の喜びをかみしめた。大沢も「世界で一番大好きな彼と夫婦になれた」と笑顔をはじけさせた。
「あかねたん」「省吾(ひとりの本名)たん」と呼び合う、息のあった夫婦漫才のような明るい夫婦が誕生した。
初対面の印象を大沢は「最悪でした」。06年に共演したフジテレビ系「クイズ!ヘキサゴン」で、ひとりが「結局、自分は大沢レベルの女としか付き合えない」と発言、女心とプライドを傷つけたからだ。だが、番組を離れて会ったひとりは「何ごとにもすごく真摯(しんし)で真剣な人だった」。自分からデートに誘った。やがて交際に発展し、数カ月後の07年夏にはひとりが早くもプロポーズ。「結婚しよう」「うん、いいよ」「えっ、いいの?」「えっ、今すぐなの?」。結婚の意思を固めた2人だったが、多忙な芸能人同士。1年以上時間をかけてじっくりと周囲を説得し仕事を調整。この日を迎えた。「結局、大沢と結婚したんですよね」。暴言から2年以上たったこの日、ひとりは自分の“予言”通り、妻になった大沢を見つめた。
母子家庭で育った大沢の母には、プロポーズをした翌日に交際を報告。大沢の祖父である元日本ハム監督の大沢啓二氏(76)とは昨年2月に食事をした。自分から言い出せなかったひとりに、親分は「お前、あいつと結婚するのか? よろしく頼むな」。「いつも陰で応援してくれる」(大沢)という親分は、初対面のひとりを「あっぱれな男!」と認め、結婚にゴーサインを出した。
結婚指輪は制作中。会見に間に合わず、ひとりは紙で作った「仮」の指輪を大沢の指にはめた。指輪は「仮」でも2人の愛は本物だ。「王子様のような彼と家族になれて幸せ」と話す大沢は妊娠していないが「今度は『劇団3人』になったら報告します」と2人で声をそろえた。