長崎放送局

2009年2月18日 12時45分更新

九州新幹線「計画通り完成を」


九州新幹線の整備計画で国が、沿線の福岡県などに建設資材の高騰から新たな負担を求めている問題でJR九州の石原進社長は、JRは建設費を直接、負担する立場ではないとしたうえで、「国と地方が話し合って計画通りに完成するようお願いしたい」と述べました。

 九州新幹線の鹿児島ルートと長崎ルートについて国は、建設資材の高騰から建設費が増加したとして沿線の各県に新たな負担を求めていますが、福岡県の麻生知事は、地方の負担増にならないよう国に対応を求めています。
 一方、整備新幹線の計画で、JRは、新幹線の完成後、国に対して、線路や駅舎のリース料を支払いますが、建設費を直接、負担する立場にはありません。
 建設費の負担をめぐって国と地方の意見が対立していることについてJR九州の石原進社長は17日の記者会見で、「JR九州としては具体的に行動しようがない」としたうえで、「地域の活性化に結びつく事業なので国と地方が話し合って計画通りに完成するようお願いしたい」と述べ、計画通り整備が進むよう関係機関に調整を求める考えを示しました。