札幌放送局

2009年2月18日 10時31分更新

両親“いじめでは”再調査要求


去年6月、千歳市内の女子中学生がマンションから飛び降りて重体となり、この生徒の両親が「娘が自殺を図ったのはいじめが原因ではないか」として、教育委員会に改めて調査を求めていることがわかりました。

この問題は去年6月、千歳市内の中学1年の女子生徒が自宅マンションの11階から飛び降りて重体となり、「学校生活を過ごす自信がなくなった」などと記した書き置きがあったことから、自殺を図ったと見られています。
この生徒の両親は、生徒が飛び降りる数日前に「『うざい、死ね』と同級生に言われた」という相談を受けていたとして、学校でのいじめが自殺を図った原因ではないかと教育委員会に対して改めて調査を求めていました。
千歳市教育委員会は17日会見を開き、一連の経緯などについて説明しました。
この中で千歳市教育委員会の中村康典教育部長は、「去年、学校で同級生などを対象に聞き取り調査をしたが、いじめがあったかどうか現段階で判断は出来ない。両親に直接お会いしてこれまでの調査方法や今後の対応などについて意見を交換したい」と述べ、教育委員会として改めて調査するかどうか検討していく考えを示しました。