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メイドさんへセクハラは禁止です…アキバ外国人の実態

日本は“オカズ”天国

『元祖・アキバ系外国人向けガイドブック』(クリックで拡大)

 不況などどこ吹く風とばかり、オタクの聖地・秋葉原は相変わらず盛り上がっているが、その中で最近目立つのが外国人の姿。日本のマンガやアニメ、さらにはビジュアル系バンドなどに“萌え”る外国人が急増中というのだ。そんな外国人向けのガイドブックも登場した。その中身と外国人オタクの実態とは−。

 先月末から国内向けにもウェブ販売を開始したのは『元祖・アキバ系外国人向けガイドブック』(1000円)。企画総合プロデューサーの野添利道氏(37)は「昨年4月から秋葉原に来ていた外国人観光客200人以上と30店舗に取材を実施し、4カ月かけて完成させた」と語る。

 昨年11月、まず海外18カ国でウェブ上で見られるコンテンツの販売を開始。購入者は10代後半から30代の若い男性がメーンだが、その国籍は多彩だ。「フランスなど英語圏以外の国や、シンガポールやフィリピンなどアジア諸国からの反応もあった」という。

 3人の美少女アニメキャラが秋葉原を案内するという内容で、同人誌を販売する古書店「まんだらけ」やフィギュア製造会社「海洋堂」など、オタク御用達の各店や飲食店などを章立てで紹介。メイドカフェ紹介の章には、人気店のメイドのインタビューが掲載されているほか、メイドへのセクハラ行為の禁止など、アキバ探訪の際の心得まで細かく書かれている。

 野添氏は「友人の米国人がオタクだったことや、仕事の関係で都内の米軍基地に出入りすることが多く、そこでも多くのオタク外国人に会ったのがきっかけ」で同書の企画を思いついたという。

 「180センチ以上あるゴツい白人男性が、UFOキャッチャーでエロフィギュアを取って喜んでいたり、『北斗の拳』などアニメのDVDを持ち歩いている28歳のアジア系男性もいた。彼らは小さいころから日本のアニメに親しんでいるせいか、まったく偏見がないのも驚きでした」

 実は外国人にとって、オタク文化にはもうひとつの楽しみもあるらしい。「萌え系アニメや同人誌を“オカズ”にする外国人はけっこう多いようです。児童ポルノの規制が厳しい外国からすれば、日本は天国なんでしょう」。ちょっと複雑な表情で野添氏は教えてくれた。

【ビジュアル系バンドの専門誌も】

 欧米では、アニメオタクから派生した、日本のビジュアル系バンドのファンも増えている。

 彼らが“追っかけ”の対象としているのは解散したX JAPANからユーチューブの投稿で火がついた5人組のヴェルサイユまで幅広い。ビジュアル系のコスプレだけでは飽きたらず、実物を見るために“日本詣で”するマニアもいるという。

 ビジュアル系バンド専門誌を発行するエイジアハウスの夏野元嗣代表は「メンバーの奇抜な衣装が『まるでアニメから飛び出したようだ』と欧米のオタクにも受け入れられたようだ」と話す。

 夏野氏は、ビジュアル系バンドを紹介するフリーペーパーを米国で発行していたが、この発行部数が3万部にも拡大したことから、今月、日本で発行していた専門誌「キュア」の米国版発行に踏み切った。「米国には日本に増してコアなファンが多い」(夏野氏)といい、専門誌の登場でブームはさらに拡大しそうだ。

ZAKZAK 2009/02/17

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