北海道新聞　Hokkaido Shimbun Press

　経済産業省は十七日、地域課題の解決とビジネスを両立させている「ソーシャルビジネス」の代表事例五十五選を発表した。初の選定で道内から札幌と小樽のＮＰＯ法人など四事業者が選ばれた。

　「地域活性化・まちづくり」「子育て支援・高齢者対策」「環境・健康・就労などへの貢献」「企業家育成・経営支援」など四分野に分類。有識者らの審査委員会が公募に寄せられた百七事業者から絞り込んだ。

　札幌の企業「マミープロ」は、インターネットの子育て情報サイトを軸にイベント企画、商品開発など幅広い子育て支援を展開している点が評価された。

　いずれもＮＰＯ法人の「楽しいモグラクラブ」（札幌）と「北海道職人義塾大学校」（小樽）は教育・人材育成活動で、「札幌チャレンジド」（札幌）は障害者らの自立支援が認められた。各事業者の活動は三月中旬、冊子にまとめられる。