若者の就業支援　「くらよし仕事ぷらざ」が開所

　若年層の就業を支援する鳥取県地域共同就職支援センター「くらよし若者仕事ぷらざ」が十六日、倉吉市山根のパープルタウン二階にオープンした。雇用環境が厳しい中、国と県がこれまで別組織で実施してきた支援を、一カ所に集約したワンストップサービスを展開し、若者の就業率向上を図る。

求人情報を探す来場者ら＝16日、倉吉市山根のパープルタウン

　鳥取、米子市に次いで県内三番目の設置。県とハローワーク倉吉、ふるさと鳥取県定住機構で構成し、国の緊急地域共同就職支援事業に基づいて設けた。

　ぷらざでは、今年三月末までに五十人、来年度は三百七十五人の就職者数を目標に、専門員七人が対応。就職情報の提供や相談、職場体験講習などのほか、ＵＩＪターン希望者への就職面接会といった全県的な取り組みにも従事する。

　開所式では平井伸治知事が「単に就職あっせんではなく、さまざまなサポートを行う中部の拠点にしてほしい」とあいさつし、関係者がテープカット。早速、求人情報を探す利用者もおり、同市内の女性（24）は「ショッピングセンターの中にあるので気軽に立ち寄れて利用しやすい」と、利便性の良さに満足した様子だった。