2009年2月17日 21時19分更新
この春大学や高校を卒業する予定で、まだ就職が決まっていない学生や生徒などを対象にした就職面接会が早島町で開かれました。
景気の悪化で参加した企業の数は去年の半分近くに減り、なかでも業績の不振が続く製造業の参加は、去年の4分の1にとどまりました。
この説明会は岡山労働局が毎年開いているもので、会場にはこの春、大学や高校を卒業する予定の学生や生徒、およそ700人が集まりました。
ことしは景気の悪化で採用を控える企業が相次いでいることを受けて、参加した企業の数は去年のおよそ半数のおよそ150社にとどまり、なかでも業績の不振がつづく製造業の参加は去年の4分の1にとどまりました。
一方で、介護や福祉の分野の企業は人材不足などから去年よりやや増え、参加した企業全体の3分の1を占めました。
学生たちは希望する企業の採用担当者との面接にのぞみ、志望動機や自分の長所などをアピールしていました。
女子学生のひとりは「製造業が少ないと感じました。業種を絞らずに就職活動をするしかないと思います」と話していました。
岡山労働局職業安定課の福田正志課長補佐は「ことしは自動車メーカーやその下請けなど、常連ともいえる企業の参加が極端に少なくなっていて、製造業の不振が学生の就職に影響を与えている」と話しています。