2009年2月17日 21時19分更新
岡山県特産の桃やピオーネの品質を高めていくための栽培方法について農家に学んでもらおうという勉強会が、岡山県赤磐市で開かれました。
これは岡山県内のJAが開いたもので、赤磐市や岡山市などで桃やピオーネを栽培している農家などおよそ150人が参加しました。
はじめに、JAの代表が「景気悪化の影響で、果物の消費も落ち込んでいるので、消費者に買ってもらえるよう品質を高めていかなければならない」とあいさつしました。
つづいて去年行われた桃やピオーネの品評会で、高い評価を受け、賞を獲得した生産者に対する表彰が行われました。
このあと、桃やピオーネの栽培技術について研究してきた岡山県農業総合センターの研究員が、これまでの研究成果を報告しました。
このなかで研究員は、桃を食べる害虫が持つフェロモンと呼ばれる物質を人工的につくって桃の木の近くに置いたところ、害虫の繁殖が抑えられたことを報告し、この物質を使えば殺虫剤の使用が抑えられ、桃の品質を高めることにつながると説明しました。
参加した農家の人たちは、メモをとりながら研究員の報告を熱心に聞いていました。