2009年2月17日 21時19分更新
岡山県産の木材を使い、生徒たちのデザインで改修した多目的教室が岡山南高校に完成し、17日、記念の式が行われました。
これは、岡山県産の木材活用などを目的とした県の事業を利用して整備されたもので、教室のデザインは、生徒たちでつくるプロジェクトチームが中心となって行いました。
完成を祝う式にはデザインを担当した生徒たちや県の関係者など、およそ30人が出席し、初めにテープカットをしました。
そして、生徒を代表して、プロジェクトチームのリーダーで3年生の佐藤かな子さんが「多くの人との出会いが力となり、この教室を完成させることができました」と述べました。
多目的教室はおよそ150平方メートルの広さで、床や壁は全て県内産のヒノキやスギで作られています。
デザインには、年齢や障害の有無に関わらず誰もが利用しやすいユニバーサルデザインの考え方が取り入れられていて、入り口の段差を無くしたり低い洗面台を設置したりする工夫がこらされています。
教室内には木のよい香りが立ちこめていて、生徒たちは、式典の後、笑顔で記念撮影をするなどして教室の完成を喜んでいました。