岩手県立病院、診療センター無床化 県が計画正式決定岩手県医療局の県立病院・地域診療センターの無床化計画は17日、県医療制度改革推進本部会議で了承された。計画では花泉(一関市)、住田、大迫(花巻市)、紫波、九戸の5診療センターと沼宮内病院を入院ベッドのない診療所にする。他の県立7病院もベッド数を削減する。 医療局は、議会議決が不要な5診療センターは4月から、条例改正が必要な沼宮内病院は12月定例会での議決を経て、2010年4月から無床にする方針。 昨年11月に公表された計画をめぐっては、無床対象地域の市町村、住民が反発。県議会は12月定例会で計画撤回を求める請願を採択した。 医療局は地元説明会と地域懇談会を開催。転院先の確保などを新たに計画に盛り込んだほか、入院施設は廃止でなく休止とすることも示したが、十分な理解は現段階でも得られていない。
2009年02月18日水曜日
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