声優系の専門学校で教えていたのですが
2009年2月13日、このブログが元でクビになりました。
実名で本当のコトを書きすぎちゃいましたね(笑)

そんな内容なので、声優業界で素直に可愛がられたい子は
読まない方がいいんじゃないですかね。
下手に知恵つけてもロクなコトがないんで。

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2009年02月18日

声優業界にはびこる『名ばかり所属タレント』の悪夢。その2

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声優業界では声の仕事どころか
志望者の財布をアテにした養成所商法さえも
実はすでに末期的状況である‥‥というお話の第2弾。


とりあえずその1はこっちなので、
初めての方は今一度お読みになってから‥‥


さてどうして、声優業界では
養成所段階で厳しく振るい落としすることをやめ、
今では預かり、準所属、新人を対象にした
『飼い殺し戦法』に移行するようになったのか?


  ↓  ↓  ↓

これはズバリ、
養成所商売で儲け続けるために他ならない。


そして養成所で継続的に儲けるためには----
これ、オレの裏の顔が
スクールビジネスのプロだからこそ知ってるんだけど‥‥


卒業生に対して、
目に見える進路実績を提供し続ける必要があるのだ。


そして、声優プロダクションが
自社主宰の養成所卒業生に提供できる進路といったら、
これはもう「自社プロダクションへの新人登録」に他ならない。


ここまでは誰だって分かる理屈だろう。


で、入学者は誰だって
その養成所の上にあるプロダクションに所属したくて
(ひいてはそのプロダクションの紹介で声優の仕事をしたくて)
養成所の門を叩くのであるから‥‥


ここからが養成所商法の破綻の原因になる話ね。


一度養成所商法に手を出した声優プロダクションは、
進路を求める生徒たちに対して‥‥

  ↓  ↓  ↓

『今年はいい才能が見つからなかったので、所属者はナシです』


これを言えなくなってしまうのだ。


もしこれをやったら、

「養成所は所属のチャンスをエサに人集めしておいて、
 あとになってそんな理屈をこねるのか!!」

なんてクレーム殺到だし、
下手をすれば集団訴訟が起こりかねない。


そこまで起こらなくても、
『チャンスを謳って集めておいて、進路実績アリマセン』じゃ
翌年からの生徒募集活動に重大な支障が出ることは
まあ間違いないのである。


つまり、すでに多くの声優プロダクションというのは
(建前上は副業であり傘下だが、実はバッチリ本業の)
養成所商売を維持し続けるためだけの理由で‥‥


本来は必要ない卒業生までを、新人として、
無理矢理に抱えなきゃいけない状態に陥っているのだ。
posted by 59 at 02:20| 東京 ????| Comment(0) | 声優になるには | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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