16日、中国の雑誌「小康」は日本文化における性の寛容さを紹介。中でも、少女の身体の美を高く評価する文化に触れた。写真は08年8月、広西チワン族自治区南寧市で開かれた第4回マンガ・アニメ祭り。日本風コスプレに身を包む少女が多数登場した。

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日本の「少女美」賞賛、光源氏の伝統が貞節道徳乗り越え―中国誌
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2009年2月16日、雑誌「小康」は記事「日本の女体コンプレックス:驚くばかりの性への寛容さ」を掲載した。日本文化は少女の身体の美に高い評価を与えており、そのため現在でも専門的なアダルト産業が発展するなど性に対して極めて寛容だと指摘している。

同記事は、中国人と比べ、日本人の身体の美への崇拝、そして性への寛容さは驚くばかりだと指摘。さらに、以下のように続けている。

源氏物語から川端康成まで日本文化は一貫して少女の身体の美に高い評価を与えてきた。身体は一時のものだが、その美は永遠となる。ゆえに日本女性がその美しい体を男性にささげることは決して非難される行為ではなかった。世界のほかの地域で身を売って暮らしている女性がある種蔑視の対象であったのに対し、日本の「芸妓」のみは堂々と生きることを許されたという。

もちろんすべての「芸妓」がそうした生き方を許されたわけではなく、芸の才能がない者はやはり軽蔑された。すなわち日本文化においては身を売るか否かは重要ではなく、そこに美があるのかどうかのみが重んじられたのであった。こうした日本の唯美主義は人類が数千年かけて作り上げてきた貞節の道徳をもいともたやすく乗り越えるものになったと記事は評価している。

そしてこうした文化は、アダルトビデオ産業が発展するなど現在の日本にも強い影響を与えている。異なる伝統を持つ者には日本人の少女コンプレックスを正しく評価することはできないだろう。

記事はある日本人留学生のエピソードを最後に紹介している。中国人学生に光源氏の乱れた性を指摘された時、その留学生は「それが私たちの文化です。理解して欲しい」と答えたという。

アダルト産業は決して日本の専売特許ではなく米国など世界各国に存在しているが、中国でもっともよく知られているのは日本のもの。性をタブーとしてきた現代中国人の目からすると、アダルトビデオが普通に流通し、故・飯島愛さんのように元アダルトビデオ女優が芸能人としてテレビに出演している状況は信じがたいものに映る。雑誌「小康」の記事は、こうした中国人の疑問を日本の伝統文化という切り口から説明している。(翻訳・編集/KT)
2009-02-17 20:10:38 配信

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