声優養成所の教室から

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真夜中のブログ授業にご協力いただきまして、
ありがとうございます。


まず、都内の一等地にわざわざ教室なんか用意しなくたって、
教える人間が少しやる気を出せば、
質疑応答も存在する最低限の授業ぐらい
ヨユーで出来ますが何か？ ってコトですね（笑）


ま、それは多くの読者の皆さんに全く関係ない事情なので‥‥
さっさとお題の回答に移りましょう。


『芝居を数観りゃいいってモンじゃない』
その理由とは？

　　↓　　↓　　↓

『何事も勉強』という合理的理由を付けて芝居を観ていると
あらゆる個性の源である‥‥
「自分の（感覚的な）好き嫌い」がハッキリしなくなるから。


こくぼ的な回答は以上です。
以下は補足ね。



よく言われる『個性』の正体って結局何かって言ったら、
つまるところ、何が好きで何が嫌いかっていう
「判断基準（スタンダード）」のコトなんですよ。



だからこそ、個性は人の数だけあると。
個性のない人なんていないと。



でも、誰かに習ったり、
誰かの下で働いたりすればするほど、
その個性を目立たせない様にするのが、
一方で生きる知恵になっちゃう部分もあって。


なので、その失いかけている個性を際立たせたい、
目立たせたいと思ったら、まず1番にやることは‥‥


とっとと『自分の好き嫌いをハッキリさせちゃうこと』なんです。


ハイ。



『勉強で観るから好き嫌いは2の次だ』なんて
当たり障りのない優等生みたいな考え方をしていて‥‥


自分の好き嫌いは、個性は、目に見えてハッキリしますか？
多くの他人からの関心や興味を集められますか？


‥‥とそーいうコトです。



コメント下さった方には
お芝居の勉強というよりシナリオの方もいらっしゃるんで（笑）
シナリオ風の解答もしてしまうと、



好き嫌いも敵味方もハッキリ見せてくれない
そんな無個性な主人公に、
読者のあなたは感情移入できますか？ と。
こーいう具合にもなります。



結局、純粋な好奇心以外で、
つまり好き嫌いを押し隠しながら作品を観ていると、
あなたが本当は何をしたいか、あるいは何をしたくないのか、
かえって分からなくなっちゃうんです。


だから。


これじゃ返って数観ることがマイナスになっちゃうから、
（外部からの情報に侵食されて、疑心暗鬼になってしまう）
そんな場合には『しばらく観劇やめなさい』と言うこともあると。


ジャンルが映画でもマンガでも小説でも、それはおんなじ。