政府紙幣発行は財政や金融政策には全く馴染みない考え方=与謝野担当相

2009年 02月 3日 09:29 JST
 
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 [東京 3日 ロイター] 与謝野経済財政担当相は3日、自民党内で政府紙幣の発行の議論があることについて、財政や金融政策には全く馴染みない考え方で異説の類だと述べ、否定的な考え方を示した。

 与謝野担当相は、「ベースマネーを増やそうという考え方に基づいているのだろうが異説の類だ」と述べた。さらに「この話はお金を刷って使うだけの話で、仮に天からお金が降ってくるのであれば使うことがあるかもしれないが、財政や金融政策には全く馴染みのない考え方だ。これが必要であれば、国債を出せば済む話だ」と述べた。

 政策論議として正面から議論する話ではないとの認識か、との質問に対して「傾聴には値するが異説の類だ」と述べた。

 
 

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