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2009年02月13日 12時15分00秒

CyberBuzzの謝礼についてのFAQが変わっている?

テーマ:マーケティング
先日のGoogle JapanとCyberBuzzによるPay Per Postプロモーションの件
CyberBuzzさんから「当社のサービスはPay Per Postではない」というリリースが出ていました。
そこには以下のように書かれています。

・「2009年2月10日付、当社サービス「CyberBuzz」に対する一部報道について 」-株式会社サイバー・バズ
記事には、「CyberBuzz」がペイパーポスト(Pay Per Post)のブログマーケティングであると報じられておりますが、弊社は「CyberBuzz」登録会員ブロガーへの記事掲載に対する対価として金銭の支払いは推奨しない、かつ、サイトの順位やPageRankを上げることを目的とした有料リンクプログラムの提供は行わないというポリシーをもとに運営しております。登録会員ブロガーに対して例外として金銭の提供が発生するケースは、イベントご参加時の「交通費」および、ブログパーツや動画など、一定期間ブログへ掲載する時の「広告掲載費」のみであり、いかなる場合も、金銭の提供によって記事更新の強要や内容の制限、恣意的な掲載依頼を行っておりません。

恐らく以下のCNETの記事を受けてのリリースだったのではないでしょうか。

・「グーグル、プロモーションで謝罪--抵触したサーチガイドラインとは:マーケティング 」-CNET Japan


で、「CyberBuzz 謝礼」でググると、CyberBuzzさんのFAQがヒットします。
そこでそのFAQをいま見ると、確かに謝礼という言葉はどこにも書いていません。

・「FAQ よくある質問|CyberBuzz(サイバー・バズ)-すごい体験。すごいブログライフ。」-CyberBuzz
https://www.cyberbuzz.jp/faq.php?cid=15
https://www.cyberbuzz.jp/faq.php?words=%BC%D5%CE%E9


ところがキャッシュで見ると、謝礼についての項目がしっかりと書かれています。

・「Google に保存されている https://www.cyberbuzz.jp/faq.php?cid=15 のキャッシュです。 このページは 2009年1月29日 04:02:35 GMT に取得されたものです。
・「Google に保存されている https://www.cyberbuzz.jp/faq.php?words=%BC%D5%CE%E9 のキャッシュです。 このページは 2008年12月19日 14:05:19 GMT に取得されたものです。

いったいどういうことなんでしょうか?
規定を変えたからPay Per Postではないということ?
いったいいつ変えたの?
良くわかりません。

また、CyberBuzzが参画している「WOMマーケティング協議会設立準備会」に、
同じく主メンバーとして参加しているAMN社長の徳力氏がブログで、以下のように書いてらっしゃいました。

・「GoogleのPayPerPost騒動の議論に思うこと 」-tokuriki.com
サイバーバズさんのサービスは同じPayPerPost(記事単位で謝礼を支払う)サービスでも、記事にサイバーバズの企画であることを明示させているという点で、PayPerPostサービスの中では比較的倫理的な意識の高いサービスというのが個人的な認識で。サイバーバズの宮崎さんには、WOMマーケティング協議会でも世話人を一緒にしてもらっていたりもします。
徳力氏ははっきりと、CyberBuzzのサービスをPay Per Postだと言っています。
同じ協議会設立準備会のメンバー同士で、認識が異なっているんでしょうか?


以下、CyberBuzzの謝礼に関するFAQ(変更前)の一部を参考資料として引用。
(前掲のGoogle検索キャッシュより)

Beauty Science, Beauty Marketing, and Beauty Communication. -美容・化粧の科学とマーケティングと。-サイバーバズ謝礼FAQ1-1


Beauty Science, Beauty Marketing, and Beauty Communication. -美容・化粧の科学とマーケティングと。-サイバーバズ謝礼FAQ2-1

CyberBuzz全般について
Q.CyberBuzzとは、どんなサービスですか。
A.会員の皆様に、ブログ上で商品・サービスについての素直な感想・意見(記事)を書いていただくサービスです。
記事をお書きいただいた方には、謝礼をお支払いしたり、新商品のサンプルを無料でお試しいただいたり、会員限定のイベントにご参加いただいたけるチャンスをご用意しています。
広告としてではなく、ブロガー様の立場でご体験いただいた感想を、率直にお書きいただけます!

サンプル商品・会員限定イベントについて
Q.謝礼は人によって異なるのですか。
A.商品・サービスによって異なり、それぞれマイページ上の商品一覧・商品詳細に提示されます。
原則として、イベント等に参加する際、必要経費として個人負担する交通費の一部、もしくはモニター体験やWeb上でのキャンペーン参加等会員の時間を大きく拘束する物に対しての対価として支払われる報酬。金額は数百円から数万円までが想定されます。

Q.謝礼は、いくらくらいもらえるのですか。
A.数百円から数千円まで、案件、Buzzステージにより異なります。

Q.何をすれば謝礼がもらえるのですか。
A.マイページで参加手続きを終了し、実際に記事を書いていただいた方にお支払いします。記事の内容は自由ですので、記事が書かれているかの確認は行いますが、記事の審査は行いません。
商品の記事として、関係のない内容を書かれている場合や、社会的に問題のある発言を掲載された場合のみ削除依頼をすることがございます。
また、そういった記事の掲載が続いた方に関しましては、退会依頼をすることもございます。

Q.お金や新商品は絶対にもらえるのですか。
A.案件詳細ページに謝礼額が掲載されている案件に関しては、記事を書いていただいた方全てにその額を謝礼としてお支払いします。
イベント案件、もしくはモニター体験やWeb上でのキャンペーン参加等、会員の時間を大きく拘束するものに対しては謝礼を支払うことがございます。

「タグ」について
Q.絶対に必要なものなのですか?貼らないとどうなるのですか?
A.ユーザータグがブログに貼られていない場合、Buzzステージのランク付けができなくなってしまったり、ご参加をお断りすることがございます。
ブログを移転される際などは、お手続きとタグの張り直しが必要になりますので、必ずユーザー事務局(user@cyberbuzz.co.jp)までご連絡ください。
案件タグは、ユーザー様が案件に参加されたことを示すものです。こちらが貼られていない場合、謝礼のお支払いができないことがありますので、ご注意ください。

ここに挙げた項目は、現在は全て内容が変わっています。

ちなみに私もブログプロモーションを検討したときに、
CyberBuzzのサービスも候補として入っていたんですが、
「参加ブロガーに謝礼を支払う」と聞いた記憶があります。
プロモーション費用の中に、ブロガーさんへの謝礼費もしっかり計上されてたと記憶。
(それを言ったのは代理店の担当者さんでしたが。)

CyberBuzzのサービスを利用したことのある他の広告主さんたちは、
どう思うんでしょうね?これ。


※2/14追記;続編エントリーを書きました。
・「CyberBuzzのFAQ修正にさらに注釈がついた件。


※私のブログの関連エントリー;
・「マーケターが顧客と対話・共創することについて考えた。
・「Google急上昇ワードランキング・クチコミプロモーション中止。

コメント

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■何で消したんだろう??

何で消したんでしょうね?消さない方がいいのに(笑)。というか、消すとさらに疑念が起こっちゃいますよね。聞いてみようっと。

■最近、こういう「証拠隠滅」多過ぎです

業界内、本話題でもちきりですね。こういう、すぐバレル証拠隠滅は、僕も、逆効果だと思います。別に。ペイパーポスト自体が、犯罪な訳ではないのだし。隠すことで、自らが「やましい」ことを認めてしまうことになるのに。ト○ンダーズの話やブ○-カレントの話も同様。なんで、すぐ、バレル様な「小細工」をしてしまうのでしょうか?他人のふり見て..でないけれど、自ら気を引き締めねば、と思いました

■>Erinaさん

CyberBuzzさんもどうやら消したことは問題だと思ったようで、FAQのページに「修正しました」という文言が追加されましたね。
ただあれも言い訳としてどうなんだろうなー。2007年10月以来PPPはやってないので、それに合わせたFAQにしたって言いたいんだろうけど、もしそうだとしても、今回修正するまではユーザーに誤った情報を流してたことになりますよね。なんか言い訳すればするほどボロが出てくるのになぁ。別に「当社はPPPサービスをやってますが、Googleさんの方針とは合わなかったようなので中止します。」でいいと思うんですよね。なんだかなぁ。

■>マルセリーニョさん

上のErinaさんへのレスにも書きましたが、今回は証拠隠滅してそれがバレた後、さらに言い訳を重ねてしまっているので、炎上の典型のようなマズイ対応だと思います。ブログプロモーションの最大手が、こんな炎上の実例を我が身で示してくれなくてもいいのにと思ったりしますが。
また、本文中にも書きましたが、CyberBuzzのサービスがPPPかどうかで、WOM協議会主要メンバーであるCyberBuzzとAMN徳力氏との間で見解が分かれてるのもいかがなものかと思います。下手したらWOM協議会が立ち上がる前に、信頼性が失墜しかねません。小細工すればするほど自分の首を絞めてしまう事例として、私も自らの気を引き締めたいと思います。

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