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おかゆ食指示の患者に米飯、窒息死 平塚市民病院

2009年2月17日19時32分

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 神奈川県平塚市の平塚市民病院は17日、おかゆ食(軟食)にしなければならない入院患者の女性(79)に、通常の食事(常食)を出してしまったため、女性が野菜などをのどに詰まらせて窒息死した、と発表した。管理栄養士や看護師が軟食の指示を見過ごしたという。

 病院によると、15日午前8時40分ごろ、前日に入院した女性が食事後、吐いているのを看護師が見つけた。女性は約1時間後に死亡した。

 朝食は「全がゆ、副食は刻み」と指示されていたが、米飯と魚、キャベツとニンジンのソテーが出されていた。病院食作りは給食会社(本社・東京)に委託し、同社の管理栄養士(24)がパソコン上の食事の指示を見落とした。さらに食事を運んだ看護師(22)も、引き継ぎ書類の「軟食」を見ていながら、そのまま食べさせたという。

 石山直巳院長は「ご本人および家族に心からおわびいたします」と陳謝した。

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