大麻取締法違反の疑いで逮捕(起訴猶予)され、日本相撲協会から解雇されたロシア出身の元幕内若ノ鵬(20)=本名ガグロエフ・ソスラン=が、米国の総合格闘技団体からの参戦要請を断っていたことが24日、分かった。元若ノ鵬と交流のある出版プロデューサー・高須基仁氏(59)が明かした。
高須氏は昨年9月、元若ノ鵬が間垣部屋に謝罪した際に同行するなど関係のある人物。高須氏によると、米団体側から元若ノ鵬側への“橋渡し役”を求められ、昨年12月末に連絡があったという。「契約金1万5000ドル(約133万円)、試合ごとにファイトマネーを定める」という内容を元若ノ鵬の代理人を務める宮田眞弁護士に通達したが、今月に入って宮田氏から断りの連絡があったという。
早期の格闘技転向はなくなったが、高須氏は元若ノ鵬について「一度、国(ロシア)に戻って出直し、米国なら米国でやっていけばいいと思う。まだ現役を辞めたばかりなんだし」と語った。