訴訟の申し立てを取り下げた元若ノ鵬のガグロエフ・ソスラン氏
昨年8月に日本相撲協会を解雇された、元幕内若ノ鵬ことガグロエフ・ソスラン氏(20)が、自身の力士としての地位確認を同協会に求めていた訴訟の申し立てを21日に取り下げ、22日に東京地裁に認められたことが23日、分かった。
若ノ鵬の代理人が提出した取下書には「原告ガグロエフ・ソスラン、被告財団法人日本相撲協会を当事者とする(中略)地位確認等請求事件につき、都合により訴訟申し立てを取り下げます」と記されている。協会側の代理人も同意書に署名している。
訴訟は1月15日に第2回弁論準備手続きが行われ、その場で裁判官から和解を勧試されていた。協会の関係者によると、元若ノ鵬には一般企業の退職金に当たる力士養老金が支払われるという。規定に沿えば金額は523万円になる。