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そごう本店売却380億円弱で調整 来週にも合意

2009年2月17日15時34分

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 大手百貨店、そごうを傘下にもつ小売り大手のセブン&アイ・ホールディングスは17日、大丸を傘下に持つJフロントリテイリングと進めているそごう心斎橋本店の売却交渉が、来週中にもまとまる見通しを明らかにした。売却額は380億円弱で最終調整しているという。

 そごう心斎橋本店は、売り場面積が約4万平方メートル、08年2月期の売上高は440億円。00年に経営破綻(は・たん)したそごうが「再生の象徴」として05年に再開したが、収益悪化に歯止めがかかっていない。

 大丸は、そごうに隣接する場所に売り場面積約3万7千平方メートルの心斎橋店を運営しているが、企業やお得意様相手の外商の比率が高く、店頭の売り上げは落ち込んでいる。景気が低迷し、今後外商の売り上げ減少が見込まれる中で、店舗の充実が課題になっている。

 買収交渉がまとまれば、両店を合わせた売り場面積は約7万8千平方メートルと、大阪の百貨店業界で最大級になり、大胆なテコ入れが可能になる。

 ただ、現時点でJフロントリテイリングは「正式に決まっていることはない」と話している。

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