岡山放送局

2009年2月17日 14時35分更新

介護・福祉の職場体験始まる


県内で仕事を失った人が介護や福祉の分野に就職するのを支援するため、希望する人に一定の期間、特別養護老人ホームでの仕事を体験してもらう取り組みが16日から始まりました。

この取り組みは、景気の悪化で仕事を失った人などに、人手不足が続く介護や福祉の現場の働き手になってもらおうと県が始めたものです。
希望者を募集した結果、46人が応募し、16日から県内各地の特別養護老人ホームで職場体験が始まりました。

このうち岡山市浦安本町の特別養護老人ホームでは、男女2人が仕事を体験し、お年寄りが乗った車いすを押したり、お年寄りが手先を動かす訓練のため、割りばしを袋に入れるのを手伝ったりしていました。

仕事を体験した男性は「介護の仕事に興味があったが、なかなか体験する機会がなかったのでありがたいです。できればこのままこの分野で仕事をしたいと思います」と話していました。

また、特別養護老人ホームの責任者の筒井恵子さんは、「介護や福祉の現場では人材不足が大きな問題なので、興味を持ってくれる人が増えることに期待しています」と話していました。

特別養護老人ホームでの職場体験は、来月末まで続けられることになっています。