誤植逆手に立山連邦“建国” HPから高岡発信
2009年02月17日 09:40
「立山連峰」を「立山連邦」と誤植する高岡開町四百年記念グッズの切手やトランプが相次いだことを逆手に取り、高岡市の若手企業経営者らでつくる高岡次世代経営塾(会長・宮越一郎宮越工芸社長)が十六日、ホームページ「立山連邦」を建国≠オた。
ホームページでは、連邦大統領に就いた開町四百年のマスコット・利長くんが誤植の謝罪会見を行い、立山連峰をはじめとする大自然と豊富な食材、産業に恵まれた連邦の建国と、富山弁で安心を意味する「あっかり」の国づくりを宣言する画像を公開する。
独自に作った国旗や、左手の手のひらで富山県と能登半島の形を作って高岡の位置をPRするシンボルマークを制定。今後はJR高岡駅などに連邦への出入国を証明するスタンプを置くほか、これから市内で選定する大統領府や聖地などを巡る撮影ツアーを計画している。
連邦の商務長官を務める冨田昇太郎ホクセイプロダクツ社長は「半分冗談だが、半分はまじめ。景気低迷の暗い時代に笑って楽しく高岡を発信し、徳川幕府以来の東京一極集中に対抗して、あっかりできる地方をPRしたい」と話している。
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